Mangyan tribe

フィリピン・ミンドロ島の先住民Mangyan族は、農業や狩猟で自給自足しながら、手しごとのモノ作りで生計を立てています。

四畳半商店では、Mangyan族の文化保護や学生の奨学金支援を行う、 Mangyan Missionの支援する集落の製品を取り扱っています。

 

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”戦わない”ことで、
独自の文化を残した先住民



フィリピン・ミンドロ島の先住民Mangyan族は、今も伝統的な生活をしています。

16世紀のスペイン統治が始まる以前から、ミンドロ島に定住していたMangyan族は、侵攻してきたタガログ人に平地を追いやられ、山間部に逃げたそうです。

先祖代々続く土地を奪われ、反抗したこともあったそうですが、平和的な民族であるMangyan族は戦うことを選択せず、
逃げることを選びました。

この選択によって、現在も固有の文化を残して生活しています。

 


七(八)種族のMangyan族が暮らすミンドロ島




首都マニラのあるルソン島の最南部バタンガス市から、船でおよそ1時間半ほど南下すると、ミンドロ島に到着します。

ミンドロ島の面積はおよそ10,570㎢で、岐阜県とほぼ同じ大きさです。島の人口は約100万人。

そのうちMangyan族の人口は3万人とも10万人とも推測され、確かではないようです。

北部からイラヤ(Iraya)、アラガン(Alangan)、タッドヤワン(Tadyawan)、タオブヒッド(Tao-buid)、バゴン(Bangon)、ブヒッド(Buid)、ハヌノー(Hanunuo)の七種族。

同島最南端に暮らすラタンゴン(Ratagnon)族は、Palawan島北部の民族文化に分類されています。

ラタンゴン族を含め、八種族であると書かれることもあります。

Mangyan族の"Mangyan"とは、”ミンドロ島のMangyan語を話す山地民"という意味があります。

また自分達自身のこともMangyanと呼ぶため、Mangyan族を総称するときに用いられます。

 


山に住む民族。自然との暮らし


ミンドロ島は海岸沿いに平地があり、反対に島の中心部が山になっています。

ほとんどのMangyan族が山の中に住んでいます。

集落への道は舗装されておらず、滑りやすい山道を歩いていかなければなりません。

雨季には山に降った雨が川になり、土の道は侵食され、道の真ん中に長く深い溝ができている所もあります。

 








 

 

 

 

 

 



そういった山の中に木、竹、コゴン、ヤシの葉などで出来た、簡素な家を建てて暮らしています。

伝統的に高床式の住居が多く、家の中は火を使う調理場と寝室があるといった、シンプルな間取りです。

自給自足の生活で、農業(バナナ、イモ、米など)、狩猟(野鳥など)、家畜(豚や鶏など)で最低限食糧は確保できるようです。




山に近いため、湧き水が豊富である、一方で、山から離れた集落は水の確保が難しいそうです。

生活地域は幅広く分布しているため、集落ごとの問題があります。

電気に関しては、ほとんど通っていない家ばかりです。

日本企業の支援で、ソーラー発電のライトを使用している集落もあります。

太陽や自然の流れの中で、Mangyan族は生きています。

 


”先住民族である”だけで、社会的に不利な立場に

Mangyan族に対する差別はない、とは言い切れないのが現状です。

顔つきや服装、性格、生活文化など大きく異なるため、現代のフィリピン人に理解されないこともあります。


町では、物乞いをするMangyan族を見かけることもよくあります。

十分な現金収入を得る、手段や仕事が無いためです。

農作物や家畜を売り、現金収入を得ることができますが、決して十分なものではありません。

塩や油などの生活必需品の購入をはじめ、教育や医療など、現代を生きていく為には現金が必要になります。

フィリピンには貧困に直面してる人々がたくさんいます。

その中でも社会的に虐げられる立場で、かつ生活インフラの整っていないMangyan族は、とても厳しい環境で暮らしています。

 



教育を受けるために、現金が必要

若い世代のMangyan族の中には、教育受けたいと思う若者が増えてきています。

フィリピンは公立の高等教育まで授業料は掛かりません。


しかし、現実には学校までの交通費、昼食代、制服、学校行事など、卒業までに多く費用が掛かります。

貧困層のフィリピン人も同様ですが、現実的に現金が無ければ、教育は受けられません。

さらに大学進学となれば、授業料と生活費も掛かり、第三者の支援がなければ難しいのが現実です。

政府の支援は十分ではなく、現地のNGOが支援を行なっています。

 


手しごとのモノづくりを始めたMangyan族

Mangyan族は生活と教育費のため、手しごとの製品を作り、町で売るようになりました。

1960年頃から、製品を売り出したのではないかという資料もありますが、確かではありません。


現在、四畳半商店ではIraya, Alangan, Hanunuo Mangyanの製品を取り扱っています。

自分たちの生活道具を作る技術を活かして、山で採れる自然素材で編まれた籠や、ビーズのアクセサリー、手織りの布
などを製作しています。


製作するのは、主にMangyan族の女性達です。農業の閑散期など山に出ない時などは、男性達も製作にあたるそうです。

家事の合間などに手作業で製作しているため、量産はできません。

それゆえに、人の手の作る、自然な心地の良いモノづくりが行われています。

 



それぞれ個性のあるMangyan族

Iraya mangyan族はニトという山に自生する蔓と、サリンパゴというラタンのような蔓を使い、濃淡のはっきりした模様の籠を製作します。


Alangan mangyan族はラタン(藤)を用いて、椅子になるような大きな籠から、手のひらに収まるような小物入れまで、様々な大きさの籠を製作しています。


Hanunuo mangyan族はブリというヤシ科の植物の葉とニトを一緒に編み込んで、コインケースほどの小物入れを製作します。

また、バックストラップと呼ばれる伝統的な織り方で、衣服も製作します。


それぞれの部族で異なる文化を保有しており、製作するモノにも特徴が表れています。


 



Mangyan族の文化保護と教育支援をするMangyan Mission

Mangyan Missionはミンドロ島の州都カラパン市にあるカトリック系のNGOです。


ドイツ人のDinter神父が設立し、Mangyan族の調査・文化紹介・奨学金支援などを行なっています。

カラパン市には複数の大学がありますが、山に住んでいるMangyan族の学生達が、大学に通うことは現実的に不可能です。

そのため、Mangyan MissionがMangyan族の大学生のための寮をカラパン市内で管理・運営しています。

学生達は授業料と生活費の支援を受けながら、大学を卒業する事ができます。

これまでに200人以上の奨学生が卒業していき、教師や公務員になったMangyan族もいます。

 

参考リンク先;
・Mangyan Mission 紹介ページ(姉妹団体Mangyan Heritage Center のHP上
)はこちら。
・Mangyan MissionのFace bookページはこちら。

 

 



手しごとの文化を残しながら、若い世代に教育の機会を作る事ができる


Mangyan Missionでは、
Mangyan族から直接、製品を仕入れて、適正な価格で買い取っています。

そうして仕入れた製品の価格に、奨学金支援や寮の運営資金などの費用を上乗せして販売しています。

これを四畳半商店が買い取り、日本で販売しています。

日本に届いたMangyan族の製品をお買上げいただく事で、生産者のMangyan族の生活支援になり、かつ学生の教育支援にもなります。

Mangyan族の美しい手しごとから、彼らの暮らしを少しでも豊かにする事ができます。

そして次世代の若者達に教育の機会を与える事に貢献できます

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